連続実験

記録。

塔と虫と競馬 - 2021年8月1日

  • リングフィットアドベンチャー近況
     ワールド39をクリア。
     このワールドは脚スキルが重点的に取り上げられている。
     以前はスクワット系のスキルはどれも同じ(同じようにキツい)と思っていたのだけれども、慣れてきたらそれなりの違いを感じるようになってきた。
     一番シンプルなスクワットはともかく、同じ脚を開くスクワットであるワイドスクワットとバンザイスクワットでも結構な違いがある。腕を上げているかどうかの違いしかないのに不思議なことだ。

  • ゲーム
    • サガフロンティアリマスター
       強化ディーヴァ・グレートモンド・真の首領をクリア。一体倒せた時点でステータス的にはそれなりの水準になったということもあり、防げる攻撃は耐性防具や見切りで封じ、バフをかけて強烈な攻撃の時には防御をするという基本戦術が固まった時点でトントン拍子で進んだ。こうして書き出してみると、当たり前のことしかしていない。原作の敵は大体高火力で押し切ってしまえるのが良いところであり悪いところでもあった。
       終盤になると攻撃がかなり苛烈になってきてそれでも回復が追いつかなくなるので、潮時だと思ったら塔を絡めた連携で一気に削ってしまう。塔を使った後は当然JPが尽きるのでその後はバフがかけなおせなくなるが、そこまでいくとどちらにせよ長期戦になると押し負けてしまうのであとは押し切っった。もう少しスマートに勝てる方法があるのかもしれないが今のぼくにはこれが限界である。特にグレードモンドはバスターランチャーで毎ターン一人を倒すような攻撃をしてくるので、回復役が倒されるともうどうしようもない。
    • ゼルダの伝説スカイウォードソードHD
       三つ目のダンジョンクリアまで。ストーリー進行のためのアイテム欄の一つ(地上の地図が彫られた石板)が埋まったので恐らく一区切り。
       新しい土地に行くととりあえず虫を探している。初期状態の虫取り網は判定などいろいろと厳しいので早く強化がしたい。
       ビートルのギミックが楽しい。最初は飛ぶだけだったが三つ目のエリア攻略中に強化されて物を持つことができるようになった。それなりに航続距離もあるので行き詰ったらとりあえず飛ばしてみることにしている。


    • 『競馬の終わり』(杉山俊彦/集英社文庫
       第10回日本SF新人賞受賞作。血統(先天的な才能)という要素が支配的な競馬に機械化(後天的な強化)を導入するという話が持ち上がることで起こる変化を描いている。ぼくは競馬のことはほとんど知らないのだけれども、ウマ娘の流れもあって最近は競馬にまつわるあれこれを少しは耳にしていた。そういう意味ではよいタイミングで読んだと言えるかもしれない。よい血統を作ることが競馬の本当の目的である(個々のレースの結果でさえ血統の評価指標の一つでしかない)というような価値観なども出てきて競馬に対するスタンスはかなりシニカルに感じる(これが一般的なのかも含めてそれこそぼくには分からないのだけれど)。日本がロシアの占領下になっているという舞台設定はフレーバー以上には関わってこなかったように思う。
    • 『樹環惑星-ダイビング・オパリア-』(伊野隆之/徳間文庫)
       第11回日本SF新人賞受賞作。宇宙植民時代の太陽系外惑星を舞台にして物語が展開される。舞台となる惑星の表面は、わずかな高地を除いてそのほとんどが人が生きていけない化学物質を放出する樹海(ぼくはイメージとしてナウシカ腐海を思い浮かべていた)で覆われている。その樹海で異変が起こり奇病が流行り始めたことを発端として物語が始まる。気になった点として、物語の構図としては生物資源の独占や森林開発による破壊をもたらす企業が悪役と言える位置に据えられるのだけれども、いくつかの勢力が出てくる中でどういうわけかその企業に所属する人物だけが(人格を持ったキャラクターとして)登場しない。悪を倒して終わりというような話ではないのでそれでもいいのかもしれないが、乱暴な言い方ではあるけれど無人の機械化工場と樹海が戦って後者が勝ちました、というような読後感になった。